高い声の出し方について

うちに来られるお客様で

初回時における一番多いご要望はやはり

「高い声が出せるようになりたい」

で、次が

「曲に合った歌い方を教わりたい/表現力を高めたい」

その次が

「自分に合った声の出し方を知りたい」

といった感じで

もちろんこれらを重複して望まれるケースも非常に多いです。



「高い声が出なくて…」

という方の声を実際に聴かせていただくと

皆様ほぼ間違いなく

音程が上がるほどに声帯の閉鎖が弱くなっていき

発声が困難になっていくので張り上げる

もしくは裏声になる

といった状態ですので

まず

「声帯を閉鎖させる」

あるいは逆の

「声帯の閉鎖を意図的に緩める」

という感覚を身につけていただける練習を行います。

(その行き来を可能にするようにします)


続いてさらにその感覚を馴染ませる練習をしていくと

それだけでも地声での声域が広がるのを

ハッキリと実感していただけるのですが

そこへさらに

「共鳴の移動」(←これを説明すると長くなるので割愛します)

というのを加えて実践していただきます。

(同時にのど締めも解消されます🌸🌸🌸)


声帯の閉鎖と共鳴の移動

この二つを知ることで

今まで出したことがない高さの声を

ごく普通に出せるようになるので

「え、自分にも高い声出るんですね!!(笑)」

と皆様本当に驚かれます。

そしてそこが新たなスタートとなり

じゃあ実際に歌う時には

その感覚をどうやって使っていくか

という"実践編"へと入っていきます😊👍



声帯の当て方であったり

共鳴の部位については

言葉で伝えるだけでなく

パソコンの画面を使って

図でも説明させていただくようにしています。


これは

(より発声を安定させていくために、横隔膜や腸腰筋を使っていくこともそうなのですが)

単に

"感覚論"

だけで説明してしまうと

やはり非常にわかりづらいものになりますし

何よりお客様ご自身で

「なるほど、人間の体はこうなってるんだ」

とご理解・イメージしていただいた上で


「自分の体のこの部位をこう使うと、こうなるんだ」

「ここを意識すると、こう変わるんだ」


とその場で実感・体感していただける練習方法を

取り入れることによって

「じゃあ…もうちょっと頑張ったらこんなこともできるな」

というふうに

新しい楽しさと言いますか

お客様ご自身の中で

何らかの新しい変化✨が生まれていくと思うんです。

それがこちらとしても

すごく嬉しかったりするんですよね😊




人間関係でも

職場や学校などの集団の中で

共感できる人、あるいは

共感してくれる人の存在がなければ

本来の自分を出そうなんて思わないですし

ちょっと固くなってしまいますよね。


声帯にとってもそうなんです。

自分(声帯)が出した響きが共鳴してくれるから

声帯は本来の力を発揮できる。

「高い声を出したのに喉が痛くない」

という状況が生まれるのはそのためです。


共鳴のポイント(具体的な場所)については

その方が出されたい響きであったり

今現在その方が出されている発声の状態によって

意識していただくところが変わってきますので

今回は割愛させていただきました。




メソッドはやはり日々進化するため

(それが正しい姿でもあると思っています)

自分の中では少し古いメソッドとなるのですが

共鳴の種類や方法であったり

声帯の閉鎖についてはしっかりと書いてありますので

こちらの書籍もぜひ参考にしていただければ幸いです。

皆様のおかげで

すでに2,000部以上売れているとのことでございます。

本当にありがとうございます。



自宅で眠らせていた鍵盤(YAMAHA P-90)を教室に追加しました(左側)。

ピアノ弾き語りの練習にはもちろん

ちょっとした音の確認などにもご使用いただいています😊🎹

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