こんにちは。
まだまだ寒い日が続いていますがお元気ですか?
今回は「ミックスボイス」について書いてみたいと思います。
レッスンをやっていて
「あ、この人、ミックスボイス一発で出せるな」
と感じる方がちょいちょい("時々"より多い)いらっしゃいます。
出し方を伝えると
やはり一瞬で出せてしまうその方達の特徴は
ごく自然に声帯を閉鎖して歌っている人
です(もちろん皆さんご自身では特に意識されていないと思います)。
閉鎖とは?
声帯の閉鎖というのは
「喉締め」のことではありません。
例えば地声で
まるで考え事をする時のように
「んー」
と発してみてください。
声帯がピタッと閉じた状態となり
20秒とか30秒ぐらい息が続くと思います。
これが「声帯を閉鎖した状態」です。
逆にため息のような声で
「はー」
と発すると
声帯は息が漏れるぐらいに開いていますので
10秒もつかもたないか…
これが「閉鎖を緩めた状態」です。
閉鎖が緩い、ではなく「緩めた状態」と書くには理由があります。
というのは、こういった「息漏れのある声」は
温もりを感じさせる歌においては非常に重要ですので、「ボーカル」という立ち位置においてはこの使い分けが大切になってくるからです。
声帯を閉鎖した声の特徴
- 息漏れのない状態での発声ができているため、発声効率がよく、息が続き、また音程もコントロールしやすい
- 歌が"マジメ"に聴こえる
- 声質としてはちょっと硬めだったり、温もりのない声に感じられたり、息が多い場合にはキンキンした声になります
- 全体的に声が細く、低い声が「なんとなく出しにくい」ので、より高い声高い声へとシフトしやすい
こういった声質の方は
知らず知らずのうちに声帯のテンションをうまく使えているので
ミックスボイスの出し方をお伝えすると
一発で出せることが多いです。
(ただ、まったくの「新感覚」になるので、歌への落とし込みが別途必要になってくるのですが)
自分はそれに近いな、と感じられた方は
レッスンに来ていただけますと
すぐにミックスボイスをつかんでいただけるかと思いますし
実際の歌の中でどうやって使っていくかというのを
わかりやすくご説明していきます。
このタイプの方は高音においては順調に進んでいく反面
歌い出しの部分などで必要な
柔らかな声を出す感覚が苦手だったり
全体的に声を小さくまとめすぎてしまったり
逆に
響かせたくて頑張った結果、少し耳障りな声になってしまったり
という傾向がありますので
それぞれの方に合わせて
必要な調整をしていきます。
みなさんどんどん変わっていきますし
それを喜んでくださるので
こちらも一緒に楽しみながら
レッスンをやらせていただいています。
ボイトレの八王子ビッグスマイルミュージック
八王子で高品質なボイストレーニング・ボーカルトレーニングをおこなっています。10代から80代の方まで幅広い世代の方が通われており、毎年発表会を開催しています。
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