ミックスボイスは「地声と裏声の中間の声」なのか

お電話で空き状況のお問い合わせをいただくことも増えてきましたので

予約カレンダー(空き状況カレンダー)を設置いたしました。


もちろん今後もお電話でのご予約も承っておりますので

フォームでもお電話でも

お客様のご利用しやすい方法でご予約・お問い合わせいただけたらと思います。


当教室とは別にスクールでもレッスンをやっているため、お電話に出られない時もございます。その場合はメッセージを残していただけましたら折り返しご連絡させていただきます。
なお、ご予約は翌月分まで承っております。

ところで「ミックスボイス」って

謎が謎を呼んじゃってますよね。


レッスンに来られる方も

ネットでの情報に振り回されてしまって

「結局よくわからなくて…」

とおっしゃる方が多いです。


まずミックスボイスをわかりにくくしている原因の一つが

「地声と裏声(ファルセット)の中間の声」

という表現をされている方が

たまにいらっしゃるからではないでしょうか。


そのような表現をするのだとしたら

「地声と裏声(ヘッドボイス=息漏れのない裏声)の中間の声」

の方が適切だと思います。



ファルセットは息漏れのある裏声なので

声帯を緩めなければ出ません。

一方で

ミックスボイスやヘッドボイスは

声帯を閉鎖させなければ出ません。


つまり

「地声と裏声(ファルセット)の中間の声をミックスボイス」

と言ってしまうと説明がつきませんし

混乱を招くばかりなのです。


ミックスボイスで出せるもっとも高い音は
ファルセットよりもずっと上にある
ヘッドボイスで出せるもっとも高い音とイコールになります。


ただヘッドボイスでの限界付近に近づくほど
地声の響きの割合は減りヘッドボイスの成分が多いミックスボイスになります。



Novelbrightの竹中雄大さんのようなハイトーンは

まさに

「地声と裏声(ヘッドボイス=息漏れのない裏声)の中間の声」

と言えるでしょう。

竹中さんのようなハイトーンを出されたい方は

まずヘッドボイスをマスターし

それを低い音程まで下ろしてくる練習をされるといいと思います。



「ヘッドボイスを下ろしてきた声に、地声をブレンドしていく」


この発想が大事になってくるわけですが

地声の割合を増やしていくほど

「地声に聴こえるタイプのミックスボイス」

になっていきます。

しかし一気に地声を足すと

声帯の閉鎖が壊れ失敗しますし

それでも無理に出そうとすると

変なクセがついていきますので注意が必要です。

また「足していくための声」として

地声そのものでもある程度高い声が出せるという

「地声力」も必要になってきます。



高い音域を歌う時に
「地声だけで歌う」のと
「地声に聴こえるタイプのミックスボイス」のとでは

まったく異なったことが起きます。


前者では

張り上げ系の声になってしまったり

声がれを起こしてしまったりします。


後者には

高い音域を張り上げることなく

それでいて地声のような声で歌え

喉の炎症も起こしにくい

というメリットがあるのです。



ヘッドボイス寄りのミックスボイスなのか

地声寄りのミックスボイスなのか

好みで選ぶのもありですし

出しやすい方を選ぶのもありです。


当教室ではどちらのタイプのミックスボイスにも対応しておりますので

出せるようになりたい方はぜひお越しください。





ここで出しているのは

地声のブレンド量多めのミックスボイスですが

少なめにするとどんな感じになるのかとか

そういった動画もそのうち作ってみたいと思います。


もちろん、レッスンに来ていただければ目の前で実演いたしますし

最初の感覚が難しいのもあって

来ていただいた方が習得されるのも圧倒的に早くなります。


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