①UCXのハードウェアアウトプット1-2フェーダーのコントロール(例:モニタースピーカーへ送られる音量のコントロールなど)←今回の記事
②そのミュートボタンのコントロール
③ヘッドフォン音量のコントロール
④ヘッドフォンミュートのコントロール
⑤YouTubeやMP3の再生など、DAW以外のPCから再生される音量のコントロール
RMEの専用コントローラーを使えばなんてことはないと思いますが
安価なMIDIコントローラーでもFIREFACEの各操作をコントロールできないだろうか…
と調べたらある程度のことができましたのでご報告いたします。
TotalMix FXのMIDIマップについては
RMEのフォーラムに情報がありましたのでこちらを参考にしました。
MIDIコントローラーには最安のKORG nanoKONTROL2を使用しました。
- 各フェーダー、ボタン等に任意のCC情報やノート情報をアサインできる
- 設定値に上限や下限がつけられる
- 設定値は本体に記録でき、毎回設定を読み込む必要がない
これらをクリアしていればストレスなくTotalMix FXをコントロール可能です。
必要な準備として
①nanoKONTROL2はCCモードで使用→「CYCLE」ボタンと「SET」ボタンを押しながらUSB接続する
一度設定すればOK。
電源投入時に毎回セットする必要はないのでこの仕様は助かります。
②TotalMix FXの「Enable MIDI Control」は切っておく
このチェックをはずしておかないと
「KORG KONTROL EDITOR」でのエディットやnanoKONTROL2本体への書き込み等が行えません。
※すべての設定が終わり、使用する段階になったら上記のチェックをオンにします。
①nanoKONTROL2のスライダーでTotalMix FXのハードウェアアウトプット1-2フェーダー(モニタースピーカーへ送られる音量)をコントロールする
DAWの音の出口になっていることの多い
TotalMix FXのハードウェアアウトプット1-2。
これを
nanoKONTROL2のノブやスライダーにアサインすることができます。
前述のMIDIマップによると
ハードウェアアウトプット1-2のボリュームは
MIDI Channel 9CC102 : AN 1 Fader : 0 - 127
ということですので「KORG KONTROL EDITOR」でその設定を行ないます。
(一番左側のフェーダーにアサインする場合)
まず、〇で囲ったところを選択し、MIDIチャンネルを上記のとおり「9」に設定します。
続いて下図のように「Slider-1」を選び、CC Numberを「102」に設定します。
「Right/Upper Value」を設定することで
スピーカーに送る最大音量を決定できます。
これでフェーダーを上げ切ってもちょうどいい音量での再生が可能になります。
(パワードモニターとオーディオインターフェイスを直接つないでも、爆音が鳴る心配がありません)
本体に記録させるために
「転送」>「シーン・データを書き込み」
を行ないます。
※この時エラーが出る場合は
nanoKONTROL2とTotalMix FXあるいはDAWが
「接続された状態」
になっている可能性があります。
TotalMix FXの「Enable MIDI Control」がオフになっているか、などを確認しましょう。
つづく
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