2019.12.27 11:46ボーカルトレーニング今私がレッスンをさせていただいている方のうち一部の方には「ボーカルトレーニング」をやらせていただいてます。「ボイストレーニング」は発声そのものから行なっていくものですが「ボーカルトレーニング」は表現性の追求を行なっていくもので例えば「『あなたが』の『あ』は、(力を)抜いた声で、『が』の部分は、ちょっと開き気味に、武道館で歌ってるつもりで、パーンと広げていきましょう。その方が表現のストーリー性がグンと広がるんで」「なるほど…わかりました!」というふうにある程度歌える人とのキャッチボールの中で“一つの世界観を目指して、歌の表現性を高めていく”のですがこれが結構面白いんです。いわゆるレコーディングにおける「ディレクション」に近い作業なんですが歌の仕事をされて...
2019.12.12 02:40声がひっくり返ってしまう場合「地声と裏声がひっくり返ってしまう」現象は裏声を使える範囲を下に広げ地声とブレンドして使えるようになることで回避できるようになります。 10階建てのビルを声に例えるとわかりやすいです。10F 裏声9F 裏声8F 裏声7F 地声の入った裏声6F 地声と裏声のミックス5F 裏声の入った地声4F 地声3F 地声2F 地声1F 地声※裏声=ファルセット、地声=チェストボイスで、ヘッドボイスに関しては11F以上、という考え方です。頑張って7階まで地声のみで行ってしまうと8階で待っているのは裏声のみなので声がひっくり返ってしまうというわけなのです。(その逆もしかり)まず地声部分に関しては以前に書いたような「その方が持たれている、一番いい声」としての地声を...
2019.12.12 01:57裏声が出せない場合(特に男性)日常で自然と裏声を使用する女性と違い男性の場合は「裏声がうまく出せない」という人は多いと思います。私自身も裏声が本当に苦手だったのでそのお気持ちが非常によくわかります。医師から見ても裏声発声が困難であると判断される場合は別ですが「裏声を出す、という感覚がわからない」という方の場合は例えばリップロールなどを実践していただきます。リップロールだと何も意識せずに裏声を出すことが可能でこないだも「ところで、それ、裏声ですよ。そのまま最後、口を開いてみてください」「え!…あ、これが!」と裏声の感覚をつかんだ方がいらっしゃいました。(もしよかったらやってみてください。どうですか、出ましたか?)
2019.12.11 10:26高音発声が苦手な場合高音発声が苦手な方の多くは地声の限界点あたりから“喉締め”が入り中音域全体が喉締めの影響を受けてしまった声になってしまっていることが多いです。ですのでまず喉締めを起こしにくいエリアの声を聴かせていただきます。男性ならC3~G3あたり女性ならG3~C4あたりのけっして高くない音域の声を出していただくのですがその際こちらは本当に驚くことが多いです。というのはリラックスしていただきながらその方の状態に応じて適宜必要な言葉をかけていきますとみなさん必ず「めちゃくちゃいい声」を出されることが多いからです。そしてまたその声は今まで使われたことがなかったりその魅力にご自身が気づかれていないことが多いのでお互いが驚いている状態が生まれます(笑)。「作った声」や「キャラ...